KTさんの場合「『面白いからもっとスピーチしたい』との思いが…」

 

今回のインタビューはKTさん。
KTさんはトーストマスターズ的な派手なパフォーマンスはしませんが、その代わり、いつも実直、かつ雄弁に、ご自身の考えを語ってくれます。
その姿勢は、響クラブのなかでも際立った存在感を示し、多くの信頼を集めています。
今回はそんなKTさんからお話を聞きました。

 

響クラブに入会したのはいつですか?

2017年1月です。
響クラブに初めて見学に行ったのが、2016年12月最後の例会ですので、最初の見学のインスピレーションで入会を決めたことになります。
「見学は少なくとも2回はしたい」という方が多いので、かなりまれなケースですね。

 

響TMCに見学にきたきっかけを教えてください

私の場合は、仕事において「人前で話すこと」、なかでも「自分のことを話す」ことの難しさに悩んでいました。
その課題を克服するヒントがほしいと参考になる書籍を物色していたときのこと、
たまたまAmazonでその手の本のレビューのなかに、「トーストマスターズ」という言葉を目にしました。
そこには、トーストマスターズとは「話し方、パブリック・スピーキング(大勢の人前で話すこと)、リーダーシップ・スキルの上達を目的とする、アメリカ発祥の国際的な非営利教育団体(Wikipediaより)」であるとありました。

興味を持って調べてみると、私の住む地域にもそのクラブはありました。
しかも、会費が驚くほど安い。
さっそくそのクラブ、つまりは響クラブへの見学を決めました。

こういうのは、とにかく「習う(知識として分かる)より慣れよ(実践して体得する)」かなとの思いもあり、飛び込んでみたのです。

 

見学にきたときの響TMCの印象はどうでしたか?

「大人が真剣に学んでいるクラブ」というのが第一印象です。
今の響TMCはそういう雰囲気が良くも悪くも薄れてきたように思いますが、当時はちょっとピリッとしていたような……
初めてで私が緊張していただけかな(笑)

ただ、その日の例会は、たまたま全国大会で上位入賞した方がスピーチをした日。
そんな事実を知らずに聞いても、そのスピーチ技術は一目瞭然でした。
すごい人がいるな、と。

当時の例会会場は雑司ヶ谷(※1)だったのですが、そのときは、この例会場所を、まるで「虎の穴」(『タイガーマスク』に登場する悪役レスラー養成機関。タイガーマスクが修行したところ)に感じたことを覚えています。
雑司ヶ谷は、池袋の喧騒を離れた、奥まった雰囲気がありますよね。
人目につかない場所でひそかに厳しいトレーニングに明け暮れている場面を想起したのです。

 

今は池袋の明るい会場に移ったこともあり、あのころの雰囲気はみられません。
もちろん、イケビズにはイケビズの良さがあり、違った雰囲気があって楽しいですよ。
一方で、響TMCの二次会については、気楽な感じで、メンバー同士が「言いたいことを言って、笑って帰る」という、すっきりとした後味のよさがあり、自分的には印象良かったです。
この雰囲気はいまも変わりませんよ。

※1 2016年1月~2017年4月まで、メイン会場のイケビズ(旧:勤労福祉会館)が改装工事に入ったため、この期間は雑司ヶ谷の「地域文化創造館」で例会を行っていました。

 

響TMCに入ってどのような効果がありましたか?

まずは「人前で話すことの抵抗感」が薄れました。
やっぱり「習うより慣れよ」ですね。

「自分の変化」についてもう少し正確にいうなら、「人前で話すことの面白さ」に少しずつ目覚めていっている感じですね。

冒頭でもお伝えしたように、私が課題としていたのは、「自分のことを話す」こと。
それは、「自分の言葉で話す」ことでもありました。
TMCは職場と違い、スピーチのテーマに制約がありません。
仕事のことでも、趣味のことでも、家族のことでもなんでもいい。
レポート形式でも。

ただし、話し方には制約があります。
それは自分が設定したテーマを、よりうまく、より楽しく、よりわかりやすく、聴き手に伝えるための方法(※2)です。

その伝える方法を、「自分が話したい話」で実践していくのです。

楽しくないはずがありません。
聴き手の反応が日に日に変化していくのですから。
「面白いからもっとスピーチしたい」との思いが芽生えて、「苦手意識」は自然と払拭されていきましたね。

とにかく良い点は隠さず、積極的に褒め合うところがこのクラブのいいところ。
ネガティブな感情もポジティブなものに変化させてくれたように思います。
ほんと、びっくりするほど褒めてくれますよ。

※2 トーストマスターズには、1924年発足以来、連綿と紡ぎあげてきた数々のマニュアルがあります。パブリック・スピーキング、リーダーシップはもとより、プレゼンテーションやワークショップといった個別のものも。
2018年5月より、現代に必要なスキルにフォーカスした「パスウェイズ」という「コミュニケーション」「リーダーシップ」の2つの要素をあわせもつプログラムを導入しました。

 

響TMCへの入会を検討している人に一言お願いします!

他の同種の教室に比べて格段に会費が安く、見学は3回まで無料です。
まずは見学して、良さそうなら入会して、合わなければ辞めればいいと思います。

無責任に聞こえるかもしれませんが、初期投資がそれほど大きくないので、迷うなら行動してみればいいのではないかと。
あと、家庭でも職場でもない「サードプレイス」として、トーストマスターズは最適だと思います。

男性も女性も、様々な年代の人が所属していて、その交流から得られるものも多いですから。

池袋のスピーチクラブ、響クラブへの見学の申し込み

★トーストマスターズとは・・・・
スピーチを通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ非営利の国際教育団体で、全世界135カ国、33万人の会員が参加しています。日本には172のクラブがあり、約4000人の会員が所属しています。

★響トーストマスターズクラブとは・・・・
池袋で活動するトーストマスターズクラブです。活動日は第2・4火曜日の月2回。19時30分から21時15分まで。自信をもって人前で話したいという方、プレゼンのスキルを向上させたい方、私たちと一緒に学びませんか? ご見学大歓迎です!