例会について

トーストマスターズの活動で行われる集まりを「例会」とよびます。特別なイベントやワークショップ以外では毎回プログラムに沿って例会を行います。例会では出席するすべての人が参加できるように多くの役割があり、また必ず発言の機会があります。

通常例会では主に次の3つを行います。

1. テーブルトピックス

テービルトピックマスターがその場で発表するお題(トピック)をテーマにした1分の即興スピーチを行います。例会によりますが、通常は3~5名ほどがスピーチを行います。これによって瞬発的に話を組み立てるトレーニングが行えます。

2. 準備スピーチ

あらかじめ考えてきたスピーチを行います。各スピーチはトーストマスターズマニュアルの各プロジェクトに沿った目的で構成されていています。準備スピーチを通じてスピーカーはスピーチのスキルを身に着けていきます。プロジェクトによりますが5~10分ほどのスピーチを3~5名ほどが行います。

3. 論評

その日の各準備スピーチに対する論評を行います。良かった点や改善点などをスピーカーに伝え、次に生かせるフィードバックを行います。

例会での役割

例会では多くの役割があります。以下にご紹介します。

今夜の言葉

この役割の人は、「今夜の言葉」を選び、意味や利用法を紹介します。また、誰が何回「今夜の言葉」を例会中に使用したか数え、例会最後に報告します。発表者は例会中に出来る限りその言葉を使用する事により、語彙を増やす、また機転を効かせた会話の訓練が出来ます。

今夜のトーストマスター

その例会の司会進行です。例会アジェンダの準備も行います。大まかな流れ、時間配分などをアジェンダの作成の段階に決めておくことになります。

例会当日はで、急な欠席の代員をどうするか?といったトラブル対応、例会が予定時間内に終えれるように、時間管理など行います。

えーとカウンター

誰が何回「あ~」、「え~と」等の無意味な言葉を発したか数え、例会の最後に報告します。発表者はこれにより、自分で気付かなかった口癖を直していく事が出来ます。

文法係

例会のスピーチで使われたきれいな言葉遣い、機知に富んだ言葉遣いや、逆に英語として正しくない語法を見つけ、例会終了前に報告します。

計時係

テーブルトピック、準備スピーチ、論評の時間を計測して、各セクションの最後に時間の報告をします。

集計係

例会中に行う投票の集計をし、例会の最後に各賞の受賞者を発表します。

テーブルトピックスマスター

テーブルトピックスでのトピックを出題する役目です。事前に出題するトピックを考えておき、例会当日に発表を行います。

準備スピーカー

マニュアルの課題に沿った(例:熱意を伝える、等)スピーチを用意し、決められた時間内にスピーチを行います。

論評

スピーチを聞いて、良かった点・悪かった点を述べ、スピーカーが更に向上するための手助けをします。

総合論評

セッション全体の感想を述べます。スピーチ以外には論評が無いため、論評者に対する論評も含め、例会の質を高めるような建設的な意見を述べます。

記録係

このブログに掲載する例会報告の記事を書きます。この役割は、クラブによってはあったりなかったりします。

アジェンダ

例会は、今夜のトーストマスターが作成したアジェンダ通りに進んでいきます。
そのアジェンダのサンプルがこちら↓

このアジェンダに会員の名前やスピーチのタイトルが入って毎例会配られます。