メンター制度について
トーストマスターズでは、新メンバーを全員で支援するのが原則ですが、それでは誰に聞いていいかわからず困ってしまう事も考えられます。そこで通常は教育担当から1名のメンター(支援者)が提案され、例会への準備や仕組みなどをサポートするようにしています。
メンターの決め方
トーストマスターズに入る時は、まずはゲストとして何回か見学に行き、その後入会するのが通例です。入会の際にクラブでどのような事をしたいのかを尋ねます。これらを通じて、教育担当がメンターの候補を選んでいます。
もともとは、入会者が必要と感じた時に、教育担当に依頼して設定してもらうものですので指名も出来ます。とはいえ、誰にお願いしていいかわからないということもあり、教育担当がある程度提案して決まっていくことが多いです。
メンターが決まったら……
トーストマスターでは自主性が尊重されますので、メンターをする人もどこまで関与していいか悩む事もあります。メンターが決まったら、積極的話しかけたりメールを出してみてくださいね。
なお、メンターが忙しくて対応できないなど困った点があれば、途中での変更なども可能です。その場合は役員等に相談してください。
もちろんメンター以外に質問や相談をする事も問題ありません。
メンターの位置づけは、入会してしばらくのガイド役なので、目安としてはスピーチ3本目くらいまでがサポート期間です。その後は、もうクラブにもなじんでいると思いますので、誰にでもどんどん聞いてもらえればいいと思います。
とはいえ、最初サポートしてもらったメンターはある意味特別な存在。
その後も色々相談したり、ずーっとやりとりが続く事も多いようです。
自分がメンターになったら……
時間がたって、自分がメンターになると、何をしていいか悩む事も出てくると思います。そんな時は自分が入会した時に、どう思ったかを思い出しながら行動するといいと思います。本来的な流れとしては、最初にメンターメンティお互いにやるべきことについて合意することになっています。メンター用のマニュアルもありますので、不安であれば自分のメンターや役員に相談してください。
まずは、例会プログラムを見て、メンティ(メンターについている人)に初めての役割が当てられている場合は、メールなどでサポートするところからはじめるといいと思います。
スピーチについても3回以上は、フォローすることが望ましいとされています。質問について自分が答えられなければ、答えられる人を紹介してあげてください。
自分のメンターからしてもらったとこ、してもらいたかったことを、つなげていけば、良いメンターになれると思います。
お互いが成長できるメンター制度
メンター制度は、入会者の役に立つだけでなく、メンターになった側もいままで何となくやっていたことをしっかり理解出来るなど、やる側にも得るものが多くあります。
また、単なるメンター関係だけでなく、相談を通じて個人的に仲良くなったりする事もあるようです。
してもらった事を、次の人に。
そんな、トースト精神の一つがメンター制度にあらわれているのかもしれません。