第477回例会:桜の季節に響くスピーチ

例会後の全体写真

東京での桜の開花宣言も、もう間もなくという3月26日、響クラブは第477回例会を開催しました。

<開会>
S.Nさんからの「心理学者エレン・ランガー氏によるコピー機の順番待ちにおける実験の結果から得られること」の紹介のあと、開会が宣言されました。

<今夜の言葉>
T.Yさんから今夜の言葉『逆転』が発表され、合わせて、選定の理由や言葉の意味、使い方の例などが紹介されました。今夜の言葉は、参加者が例会中の発言の中に実際に盛り込んでいくことで、語彙を増やしていくことを目的としています。

<TMOE>
今夜のTMOE(総合司会)は、I.Mさんです。あらかじめヒアリングしていた出身地や住んでいるところにまつわるエピソードなども交えながら、各スピーカーを紹介いただきました。

<ヘルプメンバーの役割説明>
例会ごとに各役割担当がアサインされ、例会のスムーズな進行をサポートしています。
計時係: S.Yさん
集計係: S.Yさん
えーとカウンター: T.Yさん
文法係: H.Kさん
記録係: N.Sさん
みなさん、具体的な例も挙げつつ、役割の内容や注意点を説明されていました。

<テーブルトピックス>
その場で出されたお題ごとにその場で1名が指名され、即興でスピーチを行います。(各お題、制限時間:1分~2分+30秒)I.Tさんから『ホラ吹き話し』に特化したお題を3問、出していただきました。

お題①:あなたがタイムマシーンに乗って若いときのお母さんにばったり会いました。さあ、あなたはどうしますか?
回答者: T.Yさん

お題②:あなたはお母さんに自分の昔の失敗について忠告します。何を忠告しますか?
回答者: H.Kさん

お題③:あなたは未来で首相を見たらびっくり、何と現代のあの人ではないですか!さあそれは誰ですか?
回答者: S.Yさん

テーブルトピックのS.Yさん

過去や未来に行くというありえない設定ながら、みなさん、具体的に情景を描写し回答されていたのが印象的でした。

<スピーチの部>
事前にアサインされたスピーカーが、自らの課題に沿ってテーマを考え、準備してきたスピーチを披露します。

スピーチ①:
スピーチタイトル:「1年間を振り返ってと今後」
課題:聴衆を奮い立たせる
制限時間:5分~7分±30秒
スピーカー: K.Mさん

スピーチのK.Mさん

スピーチ②:
スピーチタイトル:「スーパーサイヤ人になるために」
課題:気難しい聴衆の管理
制限時間:5分~7分と妨げ役への対応を合わせて10分~15分
スピーカー: T.Kさん

スピーチのT.Kさん

スピーチ③:
スピーチタイトル:「FIREは本当に幸せか?」
課題:効果的な視覚資料の作成
制限時間:5分~7分±30秒
スピーカー: I.Tさん

スピーチのI.Tさん

自身のこの1年で達成出来たこと出来なかったことを振り返りつつ、来期への決意を語った力強いスピーチ。気難しい聴衆(勝手にしゃべりだす人、無駄話をする人、話しかけてくる人、論争を仕掛けてくる人、無視する人、話しを聞かずにスマホを見たりしている人)を上手にコントロールするスキルを磨くためのロールプレイング型のプロジェクト。FIREは本当に幸せなのかを問い、FIRE後の行動が実は重要だと説く、働くのが正義という日本人の独自の価値観にも迫るスピーチ。3本とも聞き応えがあり、学ぶところの多いスピーチでした。

<論評の部>
トーストマスターズでは「先生」と呼ばれる人はいません。代わりに、例会ごとにアサインされる「論評者」が各スピーチへフィードバック、建設的な改善提案を行います。論評者以外もコメントフォームを通して、スピーカーへのフィードバックを行います。例会全体へのフィードバックは、総合論評者が行います。(各スピーチへの論評: 制限時間:2分~3分±30秒)

スピーチ①への論評: T.Aさん
スピーチ②への論評: K.Yさん
スピーチ③への論評: T.Aさん

3名の論評者から、各スピーチをよりスピーカーの意図するものへさらに近づけるためのポジティブなフィードバックをいただきました。また、えーとカウンターのT.Yさん、文法係のH.Kさんから、例会中の発言に対するフィードバックがありました。

<ベスト表彰>
各部門で一番よかったと思う人に一人一票ずつ、無記名で票を投じ、例会の終わりにTMOEから各賞の受賞者が発表されます。

ベストテーブルトピックス賞 T.Yさん
ベスト論評賞: T.Aさん
ベストスピーカー賞: K.Mさん

受賞者のみなさん、おめでとうございます!

<閉会>
連絡事項、例会の総括をもって、1時間45分の短い時間でありながらたいへん内容の濃い、今回の例会も終了となりました。

興味をもった方は、いつでも見学にいらしてください。 会場でも、オンラインでも、どちらでもご都合の良い方法でご見学いただけます。会員一同、心より歓迎します。

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