今回は響クラブの恒例行事にもなっているクリスマス例会でした。
写真のように、小さなクリスマスツリーやオーナメントを飾り、参加者にはクリスマスを身に付けてきてもらうことで、クリスマスの雰囲気を楽しんだのです。飾りつけは会員それぞれが持ち寄ったもの。服装も思い思いのアイデアで着飾ってもらいました。そして例会前には音楽も。「シャンシャンシャン」と鈴の音が聞こえてくると大人でもワクワクします。
ただ、それ以外は通常例会。今回はざっと例会を振り返っていきます。
テーブルトピックスマスターは誰よりもクリスマスの人です。
当人が一年の振り返りを行いながら、クリスマス的要素も加えたお題を出してくれました。
「2017年にあった青天の霹靂とは?」や「一番大事にしたい人は?」など。
準備スピーチは4本です。
最初のスピーカーは、欠席者が出たためにピンチヒッター。
科学に強いIさんが、ノーベル賞にまつわるユニークな発見譚を語ってくれました。タイトルは「ノーベル賞はクラゲのおかげ」。写真ではスクリーンが白とびしてしまってますが、ピンチヒッターにかかわらず、準備は万全。小道具の発光体ライトまでそろっていました。ユニークなのは、今回のスピーチプロジェクトが民話であること。現代の話をどうアレンジして民話に寄せるのかが見どころでした。
2本目のスピーチは、以前、風邪は水を飲むだけで治るという説で、保守的な健康意識を揺さぶってくれたMさんです。
タイトルは「食べて痩せる、間食の勧め」。間食=太るという定説をひっくりかえす試みです。Mさんは毎回テーマがユニークですが、それ以上に展開の妙、ジョークの使い方に魅力があります。今回も聞き手をクスリとさせる話術は健在。情報提供というプロジェクト課題を押さえつつも、しっかり楽しませてくれました。
3本目のスピーチは、「12月に考えたいこと」という硬めなタイトル。
12月だけに一年の総括を予想しがちですが、さにあらず。毎年12月に開催される人権週間をテーマに、人権とは何ぞやを語ってくれました。今回のプロジェクトは、抽象的なテーマを題材にするというのが課題です。居住の自由、職業選択の自由、表現の自由などなど、無意識ながら私たちに保証されている自由(権利)を、スピーカーのNさんが、自身の日常を引き合いに説明してくれました。
4本目のタイトルは「役員に挑戦しよう」。
響クラブ以外にも多くのクラブに参加しているSさんは、いつも響クラブの人たちにトーストマスターズの楽しい付き合い方を提案してくれます。今回のプロジェクトは説得力のあるリーダー。ですので、今回の提案は、トーストマスターズにとっての役員とは何か、そして役員を経験することで何が得られるかでした。役員というと、それを経験していない人にとっては面倒ごとの一つでしかありません。Sさんのスピーチで、何人が興味を持ったでしょうか。来年が楽しみです。
論評では、クリスマスの珍事が起こりました。
論評者全員が時間制限をオーバーしたのです。
トーストマスターズクラブでは、プロジェクトごとに決められたスピーチ時間に則ってスピーチを行います。
通常の準備スピーチでは、5分から7分です。
冒頭で紹介したテーブルトピックスは、1分から2分。論評は2分から3分です。
これは決められた時間内で発言をまとめる能力を培うためです。
一人か二人がオーバーすることはままあります。今回論評の部のスピーカー4人すべて。これはとても珍しいこと。会場がざわつきました。クリスマス例会という雰囲気に気がゆるんだのかもしれませんね。次回からは気を付けたいところです。
ということで、ちょっとした珍事もありつつ、楽しいクリスマス例会は終わりました。
今回のベスト賞ですが、ベストテーブルトピックス賞はO.K.さん、ベスト論評賞はO.N.さん、ベストスピーカー賞はNさんでした! おめでとうございます!
次回は、12月26日。年内最後の例会です。
ちょっと面白そうだなと思ったあなた!
★トーストマスターズとは・・・・
スピーチを通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ非営利の国際教育団体で、全世界135カ国、33万人の会員が参加しています。日本には172のクラブがあり、約4000人の会員が所属しています。
★響トーストマスターズクラブとは・・・・
池袋で活動するトーストマスターズクラブです。活動日は第2・4火曜日の月2回。19時30分から21時15分まで。自信をもって人前で話したいという方、プレゼンのスキルを向上させたい方、私たちと一緒に学びませんか? ご見学大歓迎です!