通常例会_第418回

10月12日夜はサッカー 日本VSオーストラリア戦でしたね(トーストマスターズクラブとカンケー無いじゃん!)。

でも、トーストマスターズクラブは基本的にはサッカーの試合があっても、オリンピックがあっても、ワールドカップがあっても定期的にミーティングを開催します。響クラブでは毎月第2,4火曜日19時30分~開催していますので、ご都合付く方はぜひ参加してみてください。

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10月12日現在、いつも例会会場として使っている「としま産業振興プラザhttps://www.toshima-plaza.jp/」は21時で閉まってしまうので、響クラブではzoomというオンラインアプリを使って例会をしています。俗にいうオンラインミーティングですね。

例会の感じはこちら↓

テレワークしている人ならおなじみの風景かもしれませんね。

話を例会(ミーティング)に戻します。

例会には必ず司会者(TMOE:ToastMaster of the Evening)がいて、例会のアジェンダ(進行表)を作成します。今日の司会者Iさんの気合が入ったアジェンダがこちら(総合論評の前会長T氏絶賛のアジェンダ)

基本的には、例会前前日ぐらいにこのようなアジェンダ(進行表)がメンバーに配られます。

見ていただければわかると思いますが、時間は1分単位でほぼ時間通りに例会を進めるのがトーストマスターズクラブなのです。時間管理スキルを習得できます。慣れたメンバーは時間管理ばっちりです(ほんとかよ!)。

まず司会者のIさんの挨拶。

最近1年以上オンラインミーティングばかりでリアル(会場)でのスピーチに疎くなった。

確かにそうかもしれませんね。でも、緊急事態宣言も明けると思うので、再び会場で例会ができる日も近いかもしれません。

なお、今日は初の試みとして、ビブリオバトル(腸炎ビブリオじゃなくてよ!)という本を他人に勧めるスピーチをやりました。例会の後の方で内容を記載していますので最後まで読んでください。

最初、今夜の言葉。今夜の言葉はスピーチ中にその言葉を使うことでメンバーの語彙力を向上させることを目的に設けているもので、発表者Nさんより、今夜の言葉は「連荘」です。

難しいと思いきや、意外と皆さん使っていました。

次に例会を進める上で必要となるヘルパー(計時係、集計係、えーとカウンター、文法係、記録係)の紹介です。

計時係Nさん

前にも書きましたが、ミーティングを進行する上で重要なのが時間管理です。特定の人が延々とダラダラしゃべっていては時間管理ができません。トーストマスターズクラブでは、タイムカード(緑、黄、赤色のカード)をスピーカーに見せてスピーチ時間を知らせるのですが、オンラインミーティングの場合カードがありません。なのでzoomの機能を使い、以下のようにして計時係の背景を色付けしています。

緑色(所定のスピーチ時間2分30秒前になるとこの色を出します:スピーチのプロジェクトにより時間は異なりますが基本は5分から7分のスピーチが大半です)

次に黄色(スピーチ時間終了1分30秒前)

最後に赤色(スピーチ時間終了30秒前)

これを出すことにより、スピーカーはあと何秒残っているか知ることができ、所定の時間内にスピーチを集約、終了させることができます。

なお、即興スピーチやスピーチ後の論評も同様にタイムカードをスピーカーに提示します。そして、誰のスピーチが何分かを司会者に報告するという重要な役割です。

続いて集計係です。

誰のスピーチが一番良かったのか?トーストマスターズクラブでは参加者が投票してベスト賞をプレゼントする仕組みがあります。3種類あって、ベストスピーカー賞(スピーチ目標に沿った人)、ベストテーブルトピックス賞(即興スピーチで上手にスピーチできた人)、ベスト論評賞(スピーカーの為になる論評をした人)を決めるべく参加者の票を集めるのが集計係です。

続いてえーとカウンターはTさんです。

スピーチ中に「えーと」等を癖で言ってしまう人。多いですよね。不要な言葉なので使わないようにしたいのですが、なかなか治りません。えーとカウンターはスピーチ中の「えーと」などをカウントして例会の最後に報告する係です。

続いて文法係はIさんです。

日本語って、意外と難しいですね。日本人でもよく間違える日本語。例会中の日本語の文法の間違いや素晴らしい表現を見つけて例会の最後に報告する役割です。

あ、響クラブは日本語クラブです。他の英語のクラブでも(English Grammarian)文法係はありますが、当クラブでは日本語のみを対象としています。

最後のヘルパー記録係はこの記事を書いている私Iです。役割はブログに掲載する例会記事を書くこと。いつも以上に詳しく説明文を書いていますので、最後まで読んでくれると幸いです。

続いて、即興スピーチ(テーブルトピックス)の部です。

今日の即興スピーチのお題を出してくれるのはBさんです。

Bさんがお題を出しますので、指名された方は1分~2分30秒以内でそのお題についてスピーチするという、誰に当たるかわからないハラハラドキドキの瞬間です。

最初のお題:過去1年間よく使ったアイテムは?

回答者:Tさん

パソコンと言いたいところだが、それだとありきたりでつまらないので私がよく使ったアイテムは「ウォークマン」 なんと8万円!でも、今はスマホをエクスペリアに変えた方がコスパが良いことに気づいた。SIMフリーだったので、結局エクスペリアに乗り換えた。

続いてのお題は:過去1年間仕事以外で打ち込んだことは?

回答者:Kさん

最近テレワークで運動不足気味。先日マッサージ屋に行ったら「足腰の筋肉がなくなっている」と言われショック!対策として夕方近所を散歩するようにしています。一駅分ぐらい歩いて外の空気を吸っている。ジムに通うのは難しい、昔やったが挫折した。散歩がコスパが良い。

続いてのお題は:過去1年間学んだことは?

回答者は私。仕事以外でもこの1年多くのことを学んだ。詳細は書けないが、いろんな事業に関わり、経営のノウハウを学ぶことができた。人生生涯勉強である。

続いてのお題は:過去1年間読んで一番面白かった本は?

回答者:Tさん。今ハマっている本は、マンガなのですが、人の温かみを感じられる田舎暮らしについて書かれた本で、長崎県の五島列島に移住して過ごし、島民との交わりを書いた本。私も島民全員から必要と思われるような生活がしたい。都会の生活に疲れたら「ばらかもん(元気な人)」を読んでみては?

最後のお題は:過去1年間1番うれしかったことは?

回答者:Iさん。私、家庭文庫をやっていて、子どもたちを集めて小さな図書館をやっていて、その活動で文部科学大臣賞を受賞。そのきっかけに熊谷市の市民活動の助成金に応募。普段のトーストマスタースクラブのプレゼンの甲斐があって30万ゲットできました。その30万をどう使おうか?渋沢さんの孫で鮫島さんという99歳の方の公演を企画して来年1月30日に熊谷に呼ぼうと思う。隣町の深谷市が渋沢さんの実家なので、鮫島さんとみんなでディスカッションする企画を成功させるべく今頑張っています。

以上、記事にしてみましたが、即興スピーチの難しさ、面白さは例会に参加してみないとわかりません(ブログではこれが精いっぱい)。質問されてもすぐに答えられるスキルって欲しくないですか?そんな方はぜひココをクリック↓

https://hibikitmc.com/visit

続いて準備スピーチの部です。

今日の準備スピーチは1本

スピーカーはSさん:スピーチタイトルは「学生時代の反省」

学生時代の反省。高校生の頃自分は勉強ばっかりやっていた。その一方で協調性、リーダーシップの評価は悪く、先生から通信簿で辛口コメントばかり書かれていて、その時なぜそんなことを書かれるのか理解できず怒りすら感じた。それで大学に入ったが、友達は無口な人しかおらず、人畜無害な人だった。つまり、人との面倒な関わりを避けていた。なので社会に出ると、人との関わり方や話し方などで苦労した。人を大切にしましょう。人の話を聞きましょうといった、めんどくさいこと、当たり前のことを学生時代何もやってこなかった。そんな中トーストマスターズクラブに入ったが、他の人よりもスタートラインからマイナス100で10年やってようやくゼロまで追いついた。みなさん、人間関係を大切に、相手を思いやってください。というスピーチでした。

スピーチ終了後は1分間のコメントタイムを設けており、スピーカーへのコメントを書く時間になります。良いフィードバックをスピーカーに送ることでスピーカーへの励みになります。いろんな人から褒められたいですよね。そんな方はこちらをクリック↓

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続いて、ビブリオバトルです(腸炎ビブリオじゃないよ)。

最初のスピーカーは会長のOさん

私が今日紹介する本は、佐々木圭一さん著 「伝え方が9割」という本です。

みなさんは人に何かお願いごとをするのは得意ですか?私はとっても苦手です。例えば上司にこんな相談をしたことがあります「この資料どうやって作っているかわかりません、どうしたらいいですか?」そうしたらとても不機嫌そうに教えてくれたことを覚えています。

今、同じような場面が来たら「資料についてAのようなイメージで作ったらよいか、Bのようなイメージで作ったらいいか悩んでいますがいかがですか?」と言います。これは「選択の自由」というテクニックで、選択肢を減らすことで相手に協力的になってもらえるテクニックです。この本にはこのような実用的な伝え方のテクニックがたくさん紹介されている本になります。感動的な言葉は作ることができるとのことです。スピーチで言葉選びに使えるという効能もあります。ここだけの話ですが、、、など枕詞を入れることで聴衆に注意を引くこともできます。みなさんもこの本を手に取ってスピーチに生かしてみてはいかがでしょうか?

質疑応答

Q:その中で実際に使ったことはどんなことですか?

A:選択の自由は効果的だなと感じました。難しいことでもA案、B案を提示すれば評価が上がる。など。

つまり、「何がいい?」と質問して「何でもいいよ」と答えると嫌われるということですね。

Q:逆に使えないと思ったことは?やってみたら役に立たなかったよ~ということは?

A:赤裸々法という強い言葉を作るテクニックがあって、自分の体の変化を言葉にして表現するとインパクトが出るよ。例えば「君のことが好きだよ」ではなく「胸が熱くなるほど君のことが好きだ」と伝えると効果的だとというものだが、逆にインパクトが強すぎてどこで使うんだろ?と今落とし込めていない。。。

相手によって気を付けないといけないんですね。

次のスピーカーはKさん

吾妻ひでおさん著「失踪日記」

仕事で鬱になり、日常からいやだと思い逃げ出した。そのまま電車に乗って山奥に行き自殺未遂を図るが死にきれず、自殺をあきらめてホームレスになる。暗いイメージがあるが、その日常を第3者の視点からユーモラスに描いている。どうやって食べ物を得ていたかを詳細に描いている。ある日警察に不審者として捕まり、交番に連れていかれる。奥さんから失踪届が出ていると家に連れ戻される。しばらくいたがまた失踪してしまう。アルコールをどんどん飲むようになりアルコール中毒になってしまう。そしてガスの配管工として働くも人間関係に疲れまた逃げ出してしまう。家に戻り漫画家に戻るがアルコール中毒になり強制入院されてしまう。そこで同じ患者さんや医師、看護師さんとのユーモラスなやりとりが描かれている。この本のすごいところはこのような悲惨な人生をどこか冷めた目で見ている。描いていることはすべて事実だが、なぜか読み手に勇気を与えてくれる。

事実、逃げたくなったらぜひ読んでみてください。

質疑応答

Q:具体的にどのへんがユーモラス何ですか?

A:警察に捕まり、交番に連れていかれる。失踪届が出ている。名前を検索されてマンガ家 であることがバレてしまう。交番の人が吾妻さんのファンだった。先生ここで何をしているのですか?ということで色紙にサインしてあげた。サインした文字が「夢」。こんな状況でも夢という字が書けるんだなと思いました。

Q:この本を読むきっかけは?

A:新聞で紹介されていたので読み始めました。今までホームレスの本は読んでいたが、偶然出会った。

最後のスピーカーはNさんです。

森博嗣著「すべてがFになる」1995年~

プログラミングで制御された密室で殺人が起きた。Fというのが16進法。バグを起こして1秒だけドアを解放させるというもの。視聴率は散々だったが、ドラマ化したこともある。プログラミングが好きな人は読んでみてはいかがでしょうか?。

質疑応答

Q:10作目出ている。人気の理由は?

A:理系のミステリー好きな人に受けている。

Q:ミステリーを選ぶポイントは?

A;タイトルがかっこよかった。

ここで一旦休憩。

休憩後は論評の部です。トーストマスターズクラブでは、先生がいません。お互いのスピーチを論評という形式でよかった点、改善したほうがいい点を発表しあいます。それを参考に次回のスピーチにつなげていきます。さらに、総合論評者が論評に対する論評も行います。論評自体の上達だけでなく、あらたな視点、気づきが得られます。

総合論評者は準備含め例会全体の振り返りをコメントします。同じように次につなげるべく良い点、改善点などを述べます。

今日の総合論評を担当するのはTさんです。

まずは準備スピーチに対する論評です。

Sさんのスピーチに対する論評者はTさんです。

論評時間は2分~3分30秒で行います。

いつも鋭く、厳しめの論評をされるTさん。

スピーチについてわかりにくい点があったので、スピーカーSさんへ5W1Hをめいかくにしては?という提案を例を挙げてされました。そしてトーストマスターズクラブで学んだことを述べればさらに良くなる。またスピーチ聞きたい。という言葉で締めました。

会社など人前でスピーチする機会はおそらく社会人ならたくさんあると思います。

たいてい、怖い上司からダメ出しされることが多く、スピーチすることに億劫になってしまいますが、トーストマスターズでは褒められたり、励まされたりしますので、スピーカーは自分はみんなから必要とされているんだというマズローの承認欲求が満たされます。みんなから褒められたい、必要とされたいという方はこちらをクリック↓

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続いて各ヘルパー(えーとカウンター、文法係)からの報告です。

えーとカウンターTさん

かなり詳細にえーと、あのーなどの不必要な言葉をカウントされていました。実はこのえーとカウンターという役割、他人のスピーチを真剣に聞くスキルが身に付きます。

文法係のIさんからの報告。同様にスピーチをよく聞いていないと評価できないので、真剣にスピーチを聞くスキルが身に付きます。日本語は難しい言語なので、言葉の使い方が間違っていないか?美しい表現があったか?脳みそフル回転しないと難しい(と個人的に思っています)。脳をフル活用することでいつまでも若いフレッシュな脳機能を維持できます。

最後に総合論評Tさんの例会全体の振り返り。

実は急な都合などで直前でメンバーが欠席になることがよくあります。社会人なので仕事優先で致し方ないのですが、それでも臨機応変にメンバー変更できるスキルも身に付きます。特に直前で「ビブリオバトル参加します」と言ってくれたNさん素晴らしい。

また、司会者(TMOE)作成のアジェンダをべたぼめされていました。いろんなところに気が付くスキルも身に付きます(いいことばっかりヤナ)。

長くなりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。

いいことばっかり書きましたが、「本当!?」と疑問に感じる人もいると思います。そんな方はぜひ、見学に申し込んで、例会に参加してみてください。文章では表現できない魅力がたくさんあります。今からでも遅くありません。ぜひ、こちら↓をクリックして申し込みしてください。会員一同お待ちしています。

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