みなさま、こんにちは。
本ブログを読んでいただいているみなさまの目的は、大きくは二つあると思っています。一つは自身のスキルアップに最適な場所かどうか、そして、そこでいい仲間を作ることができるかどうか。
仲間づくりにおける他クラブとの交流の存在
今回は後者の仲間づくりについて、お伝えします。
仲間づくりにおいて、トーストマスターズクラブに加入するメリット、それはクラブ間交流の存在が挙げられます。
響クラブは池袋で活動するクラブですが、近隣には新宿や赤羽ほかで活動するクラブが多数存在します。近隣クラブ以外にも都内、あるいは、全国、全世界に多くのクラブが存在し、トーストマスターズクラブの会員であれば、どのクラブの例会にも気軽に参加することができますし、多くのクラブがゲスト参加を歓迎してくれます。
他のクラブの人のスピーチを聞いて、スキルアップを行うことも可能ですし、そこで出会った方との交流から、仲間を増やすこともできます。
トーストマスターズクラブは、地域ごと、エリアごとに階層化された組織を作っており、そのグループ単位で交流機会を増やすイベント(研修会やスピーチコンテストなど)が各種あります。
イベント運営自体もスピーチスキルやリーダーシップスキルを育てる機会として考えられており、気軽に運営側として参加することもできます。その場は、自ずと様々なジャンルで活動する社会人同士が交流を深める機会となっています。
これは各種講座やセミナー、話し方教室ではありえない規模のメリットではないでしょうか。
クラブ間交流の視点と価値
なぜ冒頭でこんな話をしたかといいますと、今回の例会には赤羽で活動するクラブで現在会長を務める方が例会のゲストで参加してくれたからです。
各クラブは原則として同じ方針で運営されていますが、細部ではクラブ独自の価値観が存在します。だからこそ、別のクラブの方が参加されると新たな視点や考えが例会に反映され、魅力的な例会になることが多々あります。今回もその例にもれませんでした。
テーブルトピックスでのAさんの対応
とくに盛り上がったのは、テーブルトピックスという即興スピーチを行うコーナーです。
テーブルトピックスのコーナーでは、司会者がその日のために用意した質問を参加者全員に投げかけます。
どの質問が発せられるのかはその瞬間まで誰も知りません。そのうえで、司会者は一人を指名し、壇上に上がって回答してもらいます。
いついかなる場でも、その人らしく、魅力的な受け答えを行うトレーニングです。
今回Aさんは、響クラブの誰しもがやっかいな質問に見事な回答を見せてくれました。
それまでの質問は、「あなたにとってのおすすめの鍋は?」「あなたは誰にどんなクリスマスプレゼントをあげる予定ですか」など、答えやすい質問でした。
しかし、Aさんへの質問は、「ラスクを食べ過ぎてニキビができてしまった私にお説教をしてください」というもの。説教? しかも、Aさんは司会者のことをしりません。あなたなら、よく知らない人にいきなり説教を頼まれたらどうします?
でも、Aさんはひるむことがありません。なぜダメなのか、栄養学的観点から三つの事例を引き出し、ご自身が敬愛する書籍を引用して、感情的でない、理知的な説教(ダメだし)をわずか数秒で考えだして、3分に収まるスピーチとして披露しました。私だったら、もっと浅はかな説教でお茶を濁していたはずです。
仲間づくりの重要性とその価値
今回のテーブルトピックスはあさっての方向から飛んできた質問を、冷静で説得力のある提言で収める話術を、響クラブのみんなに教えてくれました。
また、今回その方は、文法係(スピーチ中の表現の文法的な正誤だけでなく、表現の魅力も掘り下げる係)も担当していただきましたが、そこでの発表も個々人に向けた丁寧なもので、普段は出会わない指摘をいただき、刺激をもたらしてくれました。
今回は響クラブにゲストがもたらしてくれた恩恵についての話ですが、響クラブの方が他のクラブに参加して、他クラブに刺激を与える、といった双方において知見を深める機会が存在することは伝わったと思います。
ぜひ、響クラブへの入会を検討される方は、単にスピーチをする環境として最適化という観点だけでなく、それを磨くための環境の充実度や幅広さについても見ていただければと思います。
例会でのトピックス紹介
最後に、今回例会のTMOE(司会者)は、入会後初の方が担当しました。冒頭から随所にジョークをさしはさんでは、例会を盛り上げてくれる様は、初めてとは思えないものでした。今回は季節柄、直前の欠席者が多かったのですが、そうしたトラブルこそ自身のリーダーシップを実践するいい機会となります。今回も満足度の高い例会となりました。
響トーストマスターズでは一緒にスピーチを学び、お互いを高め合う仲間を募集しております。
見学希望の方はこちらのフォームからお願い致します。