「執念」がつなぐ挑戦と成長:第494回例会レポート

例会後の集合写真

例会の開始

今夜のトーストマスターズ例会は、5名ものゲストが来られるとともに、ほぼ全員がスピーチできるとても賑やかな例会でした。テーブルトピックでは7人もの方が即興スピーチに挑戦し、論評セッションでは1つのスピーチに対して2人がフィードバックを行うという形式で進行。参加者全員が多くの学びを深める場となりました。

また、今夜のトーストマスターズ例会のテーマは「執念」。一見ネガティブに聞こえるかもしれない「執念」という言葉も、例会ではポジティブに捉えられ、それぞれの方の努力や挑戦を伝える強い思いとして共有されました。

時間管理や進行も完璧だったTMOEのK.Hさん

テーブルトピック

クラブ全体を盛り上げてくださったテーブルトピックスマスターのY.Sさん

Y.Sさんが司会を務めたテーブルトピック(即興スピーチ)は、「人生は即興スピーチだ」という言葉が印象的な始まりでした。参加者は、自分自身の経験や考えをテーマに沿って短い時間で語り、多くの気づきと楽しさを共有しました。

  • K.Tさん:「執念深く取り組んだこと」。ヘビーメタルへの愛情をユーモアたっぷりに語りました。
  • S.Mさん:「理想の懇親会」。「パーティピーポーじゃない」ながら理想の懇親会を共有しました。
  • K.Iさん:「一番良かった都道府県」。北海道半周バイクの旅の魅力を描写しました。
  • R.Aさん:「今年の目標を達成した話」。宝石学資格取得の達成感を語りました。
  • A.Tさん:「今までに執念深く続けてきたこと」。日本最西端への旅を披露しました。
  • Y.Sさん:「特技と執念」。聞く力を磨く執念を語りました。
  • K.Hさん:「日々のチャレンジ」。「今日もチャレンジ、明日もチャレンジ」継続の大切さを伝えました。

スピーチ

「自分の言葉を育てる~かわいい言葉に旅をさせよう」

エリアディレクターの経験から周りを鼓舞したA.Tさんのスピーチ

周囲からの評価「ずいぶんスピーチがうまくなった」。の「ずいぶん」とは?という話から、エリアディレクターを経験したご自身の成長を振り返りました。特に、初対面の人との信頼構築について以下のように紹介しました:

  • 初対面の人とつながりを持つことが信頼を築く第一歩
  • ボランティア活動において、相手に「信頼と共感」を伝える姿勢の大切さ

この体験を通してスピーチの目的が「うまく話すこと」から「周囲を動かすこと」へと変化したことが印象的なスピーチでした。

「幸せを運ぶ若かりし頃の過ち」

自身の失敗談から学びを与えてくださったT.Iさんのスピーチ

T.Iさんは、アルコールハラスメントの失敗談を、意外な結末とともに語りました。泥酔した自分を助けた友人カップルがその後結婚に至るというストーリーが聴衆を引き込みました。特に以下の点が印象的でした:

  • 泥酔が結果的に人をつなげたというユニークな視点
  • コンプライアンスの重要性を、自身の失敗から再発見する過程
  • ユーモアを交えながらも、深いテーマを語るストーリーテリングの巧みさ

「失敗も、相手に幸せを届けるバネになりうる」という話が聴衆の心に響きました。

論評

最後の論評セッションでは、一人のスピーチに対して二人の論評者がフィードバックを提供。普段と異なる形式でのセッションは、スピーチを多方面から分析し、新たな視点を提供しました。

主なフィードバック内容:

  • スピーチ展開の工夫:「後半の具体性を高めると聴衆の興味が維持される」との指摘がありました。
  • タイトルの調整:「内容をより強調するタイトルを工夫すると良い」というアドバイスが寄せられました。

論評を通じてスピーカーだけでなく、聴衆全員が学びを深める時間となりました。

閉会

今夜の言葉「執念」を中心に進行した例会は、皆さんが挑戦する姿勢を存分に示した会でした。次回はぜひ、あなたもこの「挑戦と成長」の場に足を踏み入れてみてください。新たな自分に出会える機会を一緒に作りましょう。

響トーストマスターズでは一緒にスピーチを学び、お互いを高め合う仲間を募集しております。

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