クリボッチな私にサンタがくれた楽しい例会:第495回例会報告

暮れも押し迫るクリスマスイブの12月24日。今回は2024年最後の例会です。
前回に続いて今回も5名ものゲストの方にお越しいただき、今年を締め括るにふさわしい、笑いあり感動ありの例会となりました。

<開会>

クリスマスにちなんで会長のK.Mさんはサンタの帽子を被って、世界各国のクリスマス事情の違いなどを紹介されました。
25日・26日がクリスマスの休日になる国があり、外資系企業にお勤めのK.Mさんも25日から年末年始の休みということで、会場からはそれを羨む声が上がっていました。

<今夜の言葉>

担当はI.Tさんで、「しめる」。
今夜の言葉は、参加者が例会中の発言に盛り込むことで、意味や用法を再認識したり語彙力を鍛えるという効果があります。
音は同じでも、「閉める」「締める」「絞める」「占める」で、使い分けることが重要です。

<TMOE>

今夜のTMOE(総合司会)は、T.Kさんです。
T.Kさんの軽快かつ緩急の効いたボーカルバラエティで、今回も例会を多いに盛り上げていただきました。

<ヘルパーの役割説明>

例会ごとに各役割担当がアサインされ、例会のスムーズな進行をサポートします。

  • 計時係: K.Mさん
  • 集計係: K.Mさん
  • えーとカウンター: H.Kさん
  • 文法係: H.Kさん
  • 記録係: N.Sさん

初めて参加されるゲストの方にもわかりやすいよう、みなさん、役割の内容や注意点を丁寧に説明されていました。

<テーブルトピックスの部>

テーブルトピックスはその場で出されたお題に対して、お題ごとにその場で1名が指名され、即興でスピーチを行います。(各お題、制限時間:1分~2分+30秒)

今夜のテーブルトピックスマスター(司会)は、T.Aさん。
クリスマスといえばプレゼントですが、時には物よりも、誰かの支えやサポートがありがたい。ということで、支え合いをテーマにお題を出していただきました。

  1. お題: あなたが相談しようか迷った時に、「相談しよう」と思えた背中を押してくれた一言、出来事は?
    • 回答者: H.Kさん
      →年齢は関係ないという言葉が後押しになり、自信を持って勉強していけば、どんどん自分を表現していけるということに気づいた。
  2. お題: あなたが他の人をサポートした時の、一番心に残っているエピソードを教えてください。
    • 回答者: S.Sさん(ゲスト)
      →学生時代に友人を励ましたとき、特別な言葉はなくても正面から感情を伝えることで、人の心は変えられるんだと学んだ
  3. お題: あなたがあの時、思い切って助けを求めてよかったと思うエピソードを教えてください。
    • 回答者: K.Mさん
      →助言のおかげで、後悔のないように自分のやれることはやって、それでダメならしょうがないと思えるようになってきた。
  4. お題: あなたが誰から受け取った、優しさやサポートについて教えてください。
    • 回答者: M.Kさん(ゲスト)
      →助けを求めるのが苦手で、全部自分でやろうとしてしまうが、実は、支えてくれる仲間がいて、一人ではないんだなと気づけた。
  5. お題: それでもまだ相談しにくいと思っている人には、どんな場や雰囲気があれば相談しやすくなりますか?
    • 回答者: N.Sさん
      →何とかなるとか、もっと自由に気楽にやっていいとか、肩の荷を降ろしてもいいんだという雰囲気がつくれたら。

各回答者のスピーチを通じ、あらためて、人とのつながりや支え合いの大切さに気づけた、テーブルトピックスのコーナーでした。

<スピーチの部>

事前にアサインされたスピーカーが、自らの課題に沿ってテーマを考え、準備してきたスピーチを披露します。

  1. スピーチ:
    • スピーチタイトル:「メンメン」
    • 課題:人を引き付けるユーモア レベル2 TOASTMASTERS メンタリング入門
    • 制限時間:5分~7分±30秒
    • スピーカー: T.Kさん
    • メンターとメンティー(プロテジェ)、略して「メンメン」。メンメンの関係で大切なこと3つを、自身の経験を交えてユーモアたっぷりに語っていただきました。
  2. スピーチ:
    • スピーチタイトル:「これでラクに!セルフケアの試行錯誤と成功法」
    • 課題:プレゼンテーション熟達 レベル1 ヴォーカル・バラエティとボディランゲージ入門
    • 制限時間:5分~7分±30秒
    • スピーカー: T.Tさん(ゲスト)
    • 時間もお金も節約出来て、継続可能な「セルフケア」について、自身の成功体験から紹介いただきました。肩の凝りや足のむくみを取る方法など、まさに有料級の内容でした。
  3. スピーチ:
    • スピーチタイトル:「猿島に行ってきました」
    • 課題::プレゼンテーション熟達 レベル3 効果的な視覚資料の作成
    • 制限時間:5分~7分±30秒
    • スピーカー: T.Aさん
    • 横須賀市の無人島「猿島」の上陸記を、視覚資料とともにお話しいただきました。縄文・弥生の遺跡や幕末から明治、戦時中の海上要塞など、歴史や地理も学べるスピーチでした。

<論評の部>

トーストマスターズでは「先生」と呼ばれる人はいません。代わりに、例会ごとにアサインされる「論評者」が各スピーチへフィードバック、建設的な改善提案を行います。論評者以外もコメントフォームを通して、スピーカーへのフィードバックを行います。例会全体へのフィードバックは、今夜の総合論評者(S.Nさん)が行いました。(各スピーチへの論評: 制限時間:2分~3分±30秒)

  • スピーチ①T.Kさんへの論評: I.Tさん(T.Kさんのメンター)
  • スピーチ②T.Tさんへの論評: S.Yさん
  • スピーチ③T.Aさんへの論評: T.Nさん(ゲスト)

3名の論評者から、各スピーチをよりスピーカーの意図するものへさらに近づけるためのポジティブで実践的なフィードバックをいただきました。また、えーとカウンター&文法係のH.Kさんから、例会中の発言に対するフィードバックをいただきました。

<ベスト表彰>

各部門で一番よかったと思う人に一人一票ずつ、無記名で票を投じ、例会の終わりにTMOEから各賞の受賞者が発表されます。

  • 最優秀テーブルトピックス賞 M.Kさん(ゲスト)
  • 最優秀論評賞: S.Yさん
  • 最優秀スピーチ賞: T.Kさん

受賞者のみなさん、おめでとうございます!

<閉会>

会長のK.Mさんの例会の総括をもって、参加いただいたゲストの方々からも学びをたくさんいただいた、今年最後の例会が終了となりました。

日本語でのコミュニケーション能力やリーダーシップ向上に興味、関心のある方、いつでも見学にいらしてください。 会場でも、オンラインでも、ご都合の良い方法でご見学いただけます。会員一同、心より歓迎いたします。

2025年がみなさんにとって良い年になりますように。

響トーストマスターズでは一緒にスピーチを学び、お互いを高め合う仲間を募集しております。

見学希望の方はこちらの申し込みフォームからお願い致します。