トーストマスターズの役員任期は7月から翌年6月まで。今例会から新役員体制でのクラブ運営になります。
広報くんも変わり、初めての例会報告です。
まずは会長挨拶。
新会長のIさんは心臓に毛が生えているような人ですが、流石に今日はちょっと硬さが見えて、逆に安心しました。 最初のあいさつでは、新しいことには不安もあるかもしれないが、ワクワクの気持ちを持って行こうと挨拶。
会長として、クラブを率いる喜びを感じているように見えました。
そして今夜の言葉。
ベテランのSさんで『初心』。新たな門出に相応しい言葉です。
会員のOさんが大学時代に能をやっていて、スピーチで能の話をしてくれますが、世阿弥の言葉ですね。 以前に会員のTさんが「初心忘るべからず」とスピーチしてくれたことも思い出しました。
参加していると自分の知識の幅が広がるのも、トーストの魅力です。
テーブルトピックスマスターはIさん。
最近は暗いニュースが多いので、明るくしてほしいとの思いでお題を出してくれました。
・スキッとする話をしてください
・涙の思い出
・ジェットコースターにまつわる話
・あなたと科学のつながり
・私の薦める科学技術
・こんな科学技術があったらいいな
難易度高めで、スピーカーは苦戦。でも、だからこそ急に振られたときに即興で話す力が鍛えられるんです(キリッ)。
秀逸だったのはTさんの「涙の思い出」。チェッカーズの涙のリクエストの歌から入って、今年内定を得た会員2名を踏まえ、自身の遠い昔の就活経験を披露。
10月から始まって、なかなか決まらず。年を超えると内定は難しいと言われる中、クリスマスイブに内定を受領して涙したとのお話。 最後に、今振り返ってその時の内定がよかったのかとも思う。大事なのはこれからだ!と激励も付けていました。
凄い完成度ですね。事前にお題を知っていても無理ですよ。見事ベストを獲得しました。
お待ちかねのスピーチ。
トップバッターは新教育担当副会長のTさん。
「心の筋肉を鍛える」
PJ目標は「革新的な企画立案L1 アイスブレーカー」
トーストマスターズに入会したきっかけとなった人前で話すことに苦手意識が生まれたエピソードから、 それを克服する方法として、筋肉のように心を鍛え続けることを考えたこと。安く長く続けられるトーストマスターズは自分に合っていると考えたことなど、ユーモアを交え感情を込めてスピーチしてくれました。
Tさんは自分を鍛えるため、例会は休まず出席し、役員の依頼も断りません。その姿勢は確実にTさんを前進させているように見えます。見事ベストを獲得しました。
次は私。
「俺はまだ本気出してないだけ」
PJ目標は「ACユーモアのあるスピーチ#3 聞き手を笑わせる。」
先月の秋葉原合同例会で行ったスピーチです。作ったスピーチはできるだけ多くの人に聞いてほしい気持ちがあり 、合同例会不参加の会員も多かったので、もう一度やらせてもらいました。 前回聴いた人は皆、レベルアップしたと言ってくれて一安心。
初めて聞いた人からも良い感想をもらえて、やって良かったとの思いを持てました。
最後は新会長のIさん。
「スピーチを楽しもう」
PJ目標は「CC#6 ボーカルバラエティ」
前教育担当として、スピーチアサインに苦労したからだと思いますが、会員に向けて、難しく考えることなく 身近にあるネタでスピーチを作って、楽しんで披露しようと語りました。
確かにIさんは簡単にスピーチを作って、どんどん発表します。最近は同じクラブに在籍する奥様の話も多いですね。
そして論評の部
Tさんへの論評は前会長のIさん。
今回のTさんのスピーチはとても分かりやすかったのですが、その理由が話が時系列に展開することにあると喝破。 その指摘はとても納得できました。
私への論評はTさん。
私が伝えた3つのコツを評価してもらいました。この点はもらったコメントシートでも刺さったことが分かり、嬉しいものがありました。
新会長Iさんへの論評は響が誇るスーパースピーカーのIさん。
とても良いテーマと内容を期待したことを語り、スピーチを楽しむとは、自分が楽しむのか聞き手が楽しむのか、どちらのことなのか。
自分も聞き手も楽しむのがよいスピーチだと内容を補足し、見事ベストを獲得しました。
総合論評はTさん。
柔らかく自信と確信をもって話される姿に、論評者としての適性を感じました。 トーストマスターのSさんがスピーチ内容を拾って、コメントタイムをプロテイン時間と言い換えた点を褒めたのは、いいなと思いました。
最後に、今期のビジョンは『一例会一発見』。それを受けて広報くんの一発見を記載したいと思います。
今回の発見:トーストは人を育てる。
私が初めて響の門を叩いた2年半前、痩せて鋭い顔付きでキツイ言葉を話したIさんは、体も顔も言葉もとても柔らかくなり、クラブを想う会長になりました。いじられキャラで諸先輩から可愛がられていたSさんは、誰よりもトーストに詳しい生き字引として、クラブの頼れる兄貴分になりました。
確かに、トーストマスターズで得られるものは話し方だけではないと実感した今日の例会でした。
興味を持った方は、いつでも見学にいらしてください。
会員一同、心より歓迎します。
※次回以降の例会予定は下部に掲載しています