Kさん、いらっしゃーい!_第338回例会

楽しい夏休みも終わり、皆さん宿題は終わったのでしょうか?ってこのブログ投稿したは、もう休み明け…我々、トーストマスターズ会員には夏休みなんて甘っちょろいものはありません!

さあ、今週も張り切って例会やってきましたよ。今回は、Kさんの入会式もあるってんだから、気合の入りかたが違うぜ、てやんでばろちくしょーめ!

会場もいつもの6F第二会議室ではなく、5Fの美術室!そう私たちのスピーチはまさにアートなのだから、この場所こそ相応しい!決っして、予約が取れなかったわけではない!断じて!

今夜のトーストマスター1は好きな人から告白されても、愛する妻しか眼中にないクールなI会長。

今夜の言葉2は、投資とジムのことなら俺に任せろ!のFさん。 チョイスはまさかの「 100」。なかなか簡単なようで難しそうな言葉です。

困った時は俺に訊いてくれ、Mっ気のあるMr. MのSさんが今日も濃いテーブルトピックを出題してくれました。

  • 三十年後の自分を想像して何になっているか

    指名はFさん。「あまり忙しくないペースで仕事をし続けていたい。お客さんを見ていても、引退していると呆けやすい」と、感じるそうです。確かに世の中は、生涯現役を考えたほうが、老後の人生を考えるとハッピーになれるし、国の財政的にもそうなっていかざる得ないと個人的にも思いますね。

  • あなたは飛行機に乗りました。大事な商談のプレゼン資料を忘れてしまった。どうするか?

    見た目?とは裏腹に臆病者なTさんは、常にバックアップを取るようにしているそうです。ましてや、大事な商談とあればUSBメモリやクラウドに資料をバックアップしているはずのなので、それをダウンロードしてきて、コンビニなどのプリントサービスで印刷して乗り切る。如何にも現代的な解決方法を話してくれました。

  • 世界七不思議3を世界八不思議にしてください。自分なら何を八不思議目としますか?

    愛妻者I会長。「努力すれば必ず実る。それこそが世界八不思議だ!」と、何ともユニークな回答を頂けました。

  • この世界の愛はありますか

    何ともロマンチックなお題ですが、「 」を語るに相応しい方はこの方をおいて他にあるまいて…Kさんです!

    「愛はあるかないか、と問われればあるでしょう」、「愛は努力しても実らないこともある」、「愛がなかったら刺激のない世の中になってしまう」、「人と人とのやり取りで愛を育むことができる。AIではできない」

    ホットなキーワードであるAIも絡ませた面目躍如となる回答してくれました。

お待ちかねのスピーチです。

「日本的なものって何」

トップバッターのIさん以来英語もできる入会したてのIさん。何とも興味惹かれるタイトルですが、最近偶然会ったパキンスタン人に「 」について語ったところ、とても反応が良かった。ということで、パワポ、釣り道具、釣り衣装まで持参して、愛情たっぷりにスピーチしてくれました。

鮎という魚が一年しか寿命がなく年魚とも書くこと。孵化してから一週間以内に動物プランクトンの豊富な河口域に到達しないと、生きていけないこと。その点、日本の川は流れが速くて、下りやすい。

また、初代・神武天皇、八代神功皇后がアユを釣って占ったことから、鮎とつけられたいう説があること、などなど…

日本と、こんなにも密接な関わりがある魚だっていうことを知ることができました。そりゃ、京極さんも鮎の天ぷらを食べて、「なんちゅうもん食わせてくれたんや」と、涙流しますよね。その後、一介のギャンブル狂だったグータラ男が立ち直るキッカケも鮎あればこそですね…

「それでもあなたはそのボタンを押しますか」

はい、響一のアニメヲタクである私4のスピーチでする。また、お前かい!?ともあれ、それまで自分が当たり前だと思っていたエレベーターでのマナーが人や場所によっては、違ってくる、余計なお世話に思われることもある。そんな自分の視野や考え方を常に広げてはいけないな、とおもわさせたエピソードを語らせてもらいました。

「この夏に考えたこと」

次は響期待の星Sさん。我々、老害が日々考えていることは「速く休みにならないかなー」、「働かずに暮らしたいなー」みたいな生産性0のことですが、未来溢れる若者が考えたことは何なんでしょうか?

Sさん夏休み返上で大腸がんの研究に明け暮れていたそうです。その生命力溢れたがん細胞を見ながら、「何故、日本の人口は細胞のように増えていかないか?」と思い立つ。人間と細胞の違いを知ることで、少子化解決の糸口が見付かるのではないか?そして、細胞分裂をパズルのように視覚的に教えてくれました。

違いとしては

  • 生まれ方が違う

    人間はパートナーが必要で出産することで増えるが、細胞はパートナーを必要とせず、分裂して増える

  • 成長するスピードが違う

    細胞は分裂した子細胞が、次の日には、子細胞が分裂して増える。人間は赤ちゃんが赤ちゃんを生むことはできない

と挙げながら、人間社会としては、「結婚したくなるメリットを増やす」、「保育の受け皿を増やす」ことによって少子化を食い止められるのではないかと提言。そして、総裁選においても、少子化に対する政策が重要な争点になるはず。私達もどうすれば少子化を食い止められるか考えてみましょうと語ってくれました。

いやあ、見えます、Sさんが将来、少子化対策担当として未来の日本をリードする姿が…もっと少子化対策してもらえるためにも若者は、選挙行きましょうね。

「山よりも高く海よりも深い」

最後は、響永遠のカリスマNさんのスピーチ。 歴史ヲタク日本史に造形の深い方ならピンと来たかも知れません。そう、北条政子について。というのも、Nさん、飲み会で歴史人物占い5をやったら、自分の正確に近い人物として、 北条政子が出てきた。周りからは「ピッタリー」と言うので、彼女について調べました。

○ 長女気質
○ 意思の強さ
○ マネージメント力
○ 愛情の深さ6
△ 破天荒
× 非情さ

○:似ている △:似てなくもない ×:似てない

そして、何より 承久の乱で、鎌倉幕府に反旗を翻した朝廷軍と戦うかどうか決めあぐねている武士たちに、タイトルどおり「その恩は山よりも高く海よりも深いのです」と、頼朝、幕府からの恩を思い起こさせて、結果的に19万もの鎌倉軍を集結されることに成功します。

そのハイライトというべき演説を、パワポのスクロール速度とスピーチ速度をあわせるという、まさに北条政子を憑依させたかのような神業を持って、紹介!

憧れる点として、

  • 危機管理能力
  • タスク管理能力
  • スピーチ力
  • 言葉のセンス

を列挙。そのためにも、この響トーストマスターズクラブに通い続ける。そして、そのために私は会費を払いますと、会計係に封筒を渡して終了。内容だけでなく、パフォーマンスにまで凝ったものでした。

個人的には、北条政子は悪女のイメージしかなかったのですが(かつての日本テレビ番組「知ってるつもり」の影響かもしれません)、これを気に見直したいと思いました。

論評も白熱した的確なアドバイスが続きましたが、申し訳ないながら割愛…

そして、Kさんの入会式が執り行われ、めでたくKさんが響トーストマスターズクラブの仲間に加わりました! (*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

今夜のベスト賞を発表します。
ベストテーブルトピック賞は、愛を語ったKさん。
ベスト論評賞は、英雄は英雄を知る、素晴らしいNさんのスピーチを論評したTさん。
ベストスピーチ賞は、Nさんでした。
おめでとうございます。
そして、Kさん、入会おめでとうございます!

今夜のベスト賞

今夜のベスト賞

今期の響クラブもよろしくお願いします。

☆.。.:・゚☆・:.。.☆ ☆.。.:・゚☆・:.。.☆ ☆.。.:・゚☆・:.。.☆ ☆.。.:・゚☆・:.。.☆ ☆.。.:・゚☆・:.。.☆

【次回例会のご案内】
■第339回 通常例会
日時:9月11日(火)19:30 – 21:15
場所:IKE・Biz 6階 第3会議室

ご見学は無料です。メンバー一同でお待ちしております。
見学のお問い合わせはこちらから

★トーストマスターズとは・・・・
スピーチを通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ非営利の国際教育団体で、全世界135カ国、33万人の会員が参加しています。日本には172のクラブがあり、約4000人の会員が所属しています。
★響トーストマスターズクラブとは・・・・
池袋で活動する日本語のトーストマスターズクラブです。第2・4火曜日に、19時30分から21時15分まで定例のミーティングを行っています。人前で話すことが苦手な方、コミュニケーションスキルを向上させたい方、私たちと一緒に学びませんか?ご見学大歓迎です!お越しをお待ちしております。


  1. 司会者

  2. スピーチや発表等で使うことを推奨する言葉

  3. 古典古代における七不思議は以下のとおり。ギザの大ピラミッド、バビロンの空中庭園、エフェソスのアルテミス神殿、オリンピアのゼウス像、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟、ロドス島の巨像、アレクサンドリアの大灯台。不思議というのは誤訳であって、「素晴らしいもの(景観)」の意味が正しく、オーパーツといった意味合いはない。そして、中世の七不思議、現代の七不思議、自然の七不思議など

  4. 響にいるメンバーがアニメを見なさすぎるのであって、世間一般的には一般人レベルと考えれる。とてもヲタクだ!なんて言えません。

  5. 日本歴史占いのことかな?

  6. 亡き夫に想って出家をし、その際に切った髪で刺繍したとされる頭髪曼荼羅